M県NS-BB Gチームスキルアップセッション⑥2022/12/17

M県NS-BB Gチームスキルアップセッション⑥2022/12/17

2022年12月22日

今回は午前・午後ともにコート上でのスキルアップセッションとなりました。

狙いは、「バスケットボール競技を通じてのスキルアップ」であります。

そのスキルとは、専門力を習得するため、そして高めるために必要な力となります。

専門力とは、その社会に必要な知識とスキルです。社会とは、料理の世界、茶道の世界、サッカーの世界など、さまざまです

練習しても、上達しない、伸びない選手は力がないのです。その力を取得させるのがコーチの仕事なのです。

コーチは上達させるのことが仕事ではありません。上達するのは選手の力です。その力を身につけさせることに全力を傾けるべきだと考えております。

では、専門力を身につけるための力は

①聴く力

②理解する力

③実践する力

④評価する力

になります。

この力させ身につければ、どの社会に行っても必要な力を依存せずに習得することが可能になります。

では、どうやって習得させるのか?当然トレーニングが必要です。

今回のセッションでは、ホワイトボード(文字)を使用せず、口頭のみの関わりでした。

選手のコメントから、探ってみてください。

①聴く力について(一部抜粋)

・聴く力がないと他の3つの力も働いてこないと自分は思うので4つの力の中で聴く力が1番重要だと思う。自分には聴く力が足りないので4つの力の中で聴く力を1番身につけたい!

・相手が伝えたいことを聴こうすること、そして映像化すること

・4つの力の中で聴く力が無いと始まらないと思いました

・ただ話を聴くだけで身につくと思っていたけど聴く力は、理解するために必要で視覚と同様で情報を集めるのに1番大事だと思う

・話を聞いて自分の中で処理する

・人の話を一回で理解できないので聴く力は自分はないし、バスケットにとても必要だと思います

・相手が何を伝えたいか、何を言おうとしてるのかを考える。

・人が成長していく上で身につけなくてはならない大事な力だと思います。聴く力を身につけて、映像化し自分の成長に繋げたいと思いました。

・聴いて理解できないことがあったときに、理解するために聴く力をつけたいなと思った。専門力を高めるための4つの力の聴く力はとても重要で、聴く力がないと他の3つはつけることが出来ないと思う。なので、最近聴く力をつけるために授業中先生方の話を聴くことを気をつけている。聞いて脳で処理する力を身につけたいと思う。

・聴く力は情報を得るだけだと思っていたけど、聴いて映像化するまでが聴く力だと思った。

・今までは、目で情報を得ながら相手の言葉を聞いて理解することが聴くことだと思っていたけど、今回のセッションを通して、耳で得た情報を頭の中で映像化すること、相手の伝えたいことの本質や意図を汲み取り考えながら聞くことなのではないかなと思う

②理解する力について(一部抜粋)

・練習の意図を読み取る、指導者の意図を読み取ること、つまり言っていない部分を考えていくことが理解することであると考える。

・相手が言ったことを行動に移せた時に理解ができていること

・理解する力は頭の中で整理して実践する力につながらせることだと思います

・話を聞いただけで理解したと満足していたが、聴いたことを脳内で処理して、どれだけ自分に落とし込めるかが大事

・人に説明できる

・聞いてから、自分の中に落とし込むまで、理解するまでが遅いのではやくしたいです。

・聴いた事を映像化する力が必要だと思いました。

・自分は聞く力に比べて理解する力が低いと思うので話を聞いてまずは要点を自分でピックアップして理解しようとすることを気をつけようと思いました。

・映像化した情報と自分のイメージを合わせることだと思う。

・自分は理解するようになる為の方法を今まで探した事がなかったが、理解力を深める為には本を読んだり、理解できないことは周りに聞いたり、相手の話を興味を持って聞く事だと思う。

・理解するために質問したり、仲間と話したり意見を出し合ったりする機会が増えたと感じた。こういうことを通して共通理解できるようになった。

・理解する力は短時間で考えて答えを出す事だと思っていたけど、理解した上で全体や次する事などを考えるまでが理解する力だと思った。

・聴いたうえで、書いたりとかしなくても自分の頭の中でスッと答えが出てくるぐらい自分の中に落とし込めていることではないかと思う

・イメージしたことを実践する

・頭の中でイメージしながらシュミレーションしたり自分なりの解釈でまとめる

③実践する力について(一部抜粋)

・理解したことを自分の頭の中から引っ張りだして体現することが実践という意味で、ただなんとなくこなすことは実践とは言えないと考えます。

・理解したことを行動に移すこと

・聴いて理解してそれを実践する力にまで繋げることで体に染み付くと思います

・ただ行動に移せばいいと思っていたが、聴く力、理解する力をつけた上でどう自分が表現するのかどう行動に移すかが大事

・実践するのには、聴いて、理解してないとできないけど、自分は、自分の中で処理したところまでを、実践できるようにしたいと思ってます

・聴く力と理解する力が無いと、実践したとしても上手くいかないと思います。

・理解する力がないと実践することができない、実践が上手くいかないと思うので実践する力を高めるためには理解する力を高める必要があるともう。実践していく中での気づきや発見もあると思うので実践は失敗を怖がらずやっていきたいと思いました。

・見たものと自分のイメージを行動してすり合わせていくことだと思う。

・実践する力とは自分から行動を起こす事ができたり、実行に移せる人のことだと思う。自分は自分から行動したり、挑戦する事が得意ではないので、実践力があると自分が思う人から学んで見ようと思う。

・実践するだけではなく、実践する時に気をつけることを常に頭にいれていたいと思う。でもそれは難しいので、森さんが言われたように自分で気づく。周りが気づかせる。そういう声掛けもしていきたい。実践の質を高めていきたいと思った。

・実践する力は経験して身につくことだと思っていたが、実際に行動に移すという事までが実践する力だと思った。

・自分の中に取り入れて(理解して)そこで終わらせるのではなくて、それを行動に移してさらにそこから頭を働かせながらまたやってみることかなと思う。

④評価する力について(一部抜粋)

・自分の表現したことだけでなく、他者の表現したことを自分の理解したことと照らし合わせていくことが評価する力であると考えます。

・行動したことに対して自分で振り返ること。

・もう一度考える

・人を評価するためにプレーなどをみることで自分が理解し、自分の学びにもなると思います

自分は後で人に何かを伝えれば評価したことになると思っていたが目の前で何か起こった時に、自分がどう人と関わってその人にアドバイスできるかが大事

・自分から気付こうとして指摘する

・他人を評価することで、自分が気をつけるし、気付けるし、スポーツはそういう関わり方をしていくべきだと思います。人を見るということはすごく大事だと思います

・自分が周りの人達とどう関わるかによって評価する力が変わると思います。

・周りのと関わり方だと思います。相手のことを見て色々なことに気づくことができれば人を評価、自分を評価することができる。と思うので周りのと関わりを増やして関わり方に気をつけていきたいと思いました。

・自分のイメージとみているものが合ってるのかどうかを見てもらったり、自分が見て、気づいて伝えたり、教えて貰ったりすることだと思う。

・周りを評価してあげることによって自分も成長できるし周りも成長できると思う。気づいてるのに言わないのは相手と関われてないと思うので常に相手を見て評価してあげる、関わり続ける事が大事だと思う。

・今現在自分たちは、仲間が成長する機会を自分たちで捨てている。仲間ができていないことに気づいているのにそれを教えない、伝えていない。仲間に伝えることによって自分も気をつけようと再確認できる。その機会を増やすために周りを見ること、人を見ることを最近気をつけるようになった。

・自分は理解する力がないので自分が理解した上で他の人ができてるのかを指摘するなど評価してあげる事だと思った。

・自分がやってみたことを客観視して改善点を見つけたり、自分のことだけではなくて、他人の表現していることもよく見て、違うことをしているとか、自分の思っているものとのズレとかに気づいてそこを教えたり、関わっていくことだと思う

以上が、セッション後の選手のコメントです。セッション開始して半年になりますが、思考に深まりを感じるコメントが増えてきています。goodです。

パフォーマンス発揮には、「記憶と思考」に寄与するところにあります。

ひつこいようですが、コーチの仕事は選手を上手くさせることではなく、上手くなる選手を育むことになります。

上達は「結果」です。

結果の源は「コーチ」ではなく、「選手」であるべきです。